ゲレンデ整骨院活動報告！
皆さんこんにちは！
北船岡整骨院の高橋です。私は現在長野県山ノ内町にある【竜王スキーパーク】施設内にある竜王ゲレンデ整骨院に勤務しております。スキー場内で発生した外傷に対しての応急処置を主に診させていただいております。
当初は昨年に伴野先生、秋保先生が行った、福島県のグランデコスノーリゾート内のゲレンデ整骨院に行く予定でしたが変更になり、竜王ゲレンデ整骨院に勤務となりました。宮城県から車で約６時間、距離にして約400ｋｍ離れております。
今回は私が診せていただいた症例についてご紹介したいと思います。
・橈骨遠位端部骨折 通称コーレス骨折
その日は放射冷却によりいつもより雪質が固く、凍結もしておりゲレンデのコンディションはあまり良くない日でした。患者さんはスノーボードで滑走中に転倒し手をついてしまい、手首に痛みを訴えて来院されました。
ショック症状は見られず、頭部の外傷無し、橈骨遠位端部の変形がみられ、腫脹が強く出ておりました。指に若干の痺れがありましたが、血管に損傷がみられなかったことから、整復、固定を行いました。整復後は疼痛、腫脹がやや減少、指の痺れも消失しました。（写真は患者さんの同意を得て撮影、掲載許可を頂きました。）
教科書をはじめ、様々な書籍での知識や、実技の練習を行いましたが実際に自分の手で行うことは何事にも勝ると痛感しました。
橈骨遠位端部骨折は日常生活でも負傷しやすい場所で、４大骨折といわれる骨折しやすい部分の一つに数えられます。（他は上腕骨頚部骨折、脊柱圧迫骨折、大腿骨頚部骨折があります。）スキー、スノーボードといったウィンタースポーツ以外でも転倒した際に手をついた際に骨折したりすることもあります。完治までは個人差はありますがおおよそ2～3ヵ月かかるといわれており日常生活に大きな影響を及ぼします。
前述の通り、路面凍結による転倒といった日常生活でも起こりやすい骨折ですので皆様も十分に注意してお過ごしください。
３月いっぱい竜王ゲレンデ整骨院に勤務予定ですので、骨折、脱臼といった重症度の高い疾患を対応させていただいて今よりも成長した姿を見せられるよう頑張ります！
今後もスキー場で診た症例を報告したいと思います。お楽しみに！
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