猛烈に暑い日が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか?食欲が湧かない、体のだるさが取れない、といった夏バテの症状や、お盆休み明けで体調が戻らないなどといった様々な症状が出やすい季節ですね。
今回は前回に引き続き夏を乗り切るために効果的なツボと水分補給についてご説明します。
じんちゅう
人中
鼻と口の間にある溝の中央部分にあります。人中は食欲不振の他、眠気解消や自律神経を整える作用があります。
人差し指を軽く曲げて関節部分をツボにあて、5秒間ほど押します。これを5~6回繰り返し行います。
人中は人体の急所でもあるので強く押しすぎると痛みは強すぎるので、痛くならない程度に押すことが重要です。
いちゅう
委中
委中は膝の裏にあるツボです。膝を曲げた時にできるシワの真ん中にあります。
軽く触れると、血管の拍動を感じることができます。神経、血管に近い部分なので、軽く膝を曲げて親指で優しく揉みましょう。
ようたいてん
腰腿点
指先から見て、手の甲の「小指と薬指」と「人差し指と中指」の骨が接しているところにあるツボです。親指や人差し指の先で優しく押すといいです。爪楊枝などの先がとがっているモノで押すのも効果的です。
1日2回~3回を目処に、1度に1分~2分程度、押すと良いです。
◎夏バテの対策として水分補給のタイミング・量・種類
・タイミング
まず、普段からの適切な食事と水分補給が必要です。
摂取した水分が細胞の脱水を解消するためには最低40分程度要し、心拍数減少や深部体温低下には40〜60分要します。
つまり水分補給の効果はその後40〜60分続くということが言えます。細胞が脱水状態になる前のこまめな水分補給が必要です。
・量
基本的には、汗で失う量と同じ量と同程度の水分を補給が必要です!夏の炎天下では、10分歩くと約100mlの汗をかくと言われています。
一回の水分摂取でたくさん飲んでも身体にも吸収の速度に限りがあります。一度に大量の水を飲むのではなくこまめな水分補給を心がけましょう。
・種類
水分だけを摂取しても「夏バテ・熱中症」対策とは言えません。
人の細胞にはナトリウムが多く存在します。そのため水のみの摂取だけでなくスポーツドリンクの摂取が対策となります。
スポーツドリンクには「アイソトニック飲料」と「ハイポトニック飲料」という2種類があります。
「アイソトニック飲料」とは、等張液という意味をもつ飲料で、血液と同じ濃度の水溶液のことです。
安静時において同じ浸透圧のため吸収が速いです。糖質も含まれているので長時間の運動のエネルギーになります。
市販されている「アイソトニック飲料」
・ポカリスエット
・グリーンダカラ
・アクエリアス など
「ハイポトニック飲料」とは、低張液という意味で、血液の浸透圧より低い液のことです。
運動などによる発汗で体液が薄くなっている状況において水分が速く吸収されます。
糖分が少なくカロリーが少ないため減量時の飲料に向いています。
市販されている「ハイポトニック飲料」
・KIRIN ラブズスポーツ
・H2O
・アミノバイタル
・イオンウォーター
・アクエリアスゼロ など
種類で迷った際には状況に応じた水分補給を心がけてみましょう!
今回は夏バテのツボと水分補給についてご紹介しました。まだまだ暑さが続きますので体調管理にご注意ください。気になる症状がある時や体の調子が悪いときはお気軽にご相談ください。
【筆者:高橋 純一朗】
北船岡整骨院イオン船岡店
宮城県柴田郡柴田町西船迫2-1-15イオン船岡店2F
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