皆さんこんにちは!
北船岡整骨院の高橋です。長野県は宮城県よりさらに雪深く、雪かきの日々が続いております。
今年は例年より雪が多い為かスキー場の来場者数は例年より20%ほど多いとのことで、ゲレンデ内も温雑しております。
今回は現在私が勤務している長野県山ノ内町にある【竜王スキーパーク】施設内にある竜
王ゲレンデ整骨院から、スキー場内で発生した外傷を紹介させていただきます。
今回私が診せていただいた症例についてご紹介したいと思います。
・腓骨下端部骨折

その日は前日まで降った雪と快晴によりゲレンデのコンディション良く、絶好のウィンタースポーツ日和でした。
患者さんはスノーボードでリフトから降りる際に転倒してしまい、足首に痛みを訴えて来院されました。
パットロールに搬送されて来院、自力歩行は困難な状態でした。本人は「足首を捻ってしまった。」とのことだったので足関節の捻挫かな?と思い、靴を脱いでもらったところ

足首よりやや上に明確な腫れがあり外踝部上方に変形がみられました。転倒による頭部の外相は無く、指に若干の痺れがありましたが、血管に損傷がみられなかったことから固定を行い、患者さん希望で病院搬送となりました。(写真は患者さんの同意を得て撮影、掲載許可を頂きました。)
腓骨下端部骨折は日常生活でも負傷しやすい場所で、雪道や凍結した路面で足を滑らせて転倒した際に骨折するケースが多く見られます。特に、筋力が低下している方やバランス感覚が弱い方は注意が必要です。完治までは個人差はありますがおおよそ2~3ヵ月かかるといわれており日常生活に大きな影響を及ぼします。
前述の通り、路面凍結による転倒といった日常生活でも起こりやすい骨折ですので皆様も十分に注意してお過ごしください。
竜王ゲレンデ整骨院も残り半分となりましたが、引き続き重症度の高い疾患を対応させていただいてさらに研鑽を積めるよう頑張ります!
今後もスキー場で診た症例を報告したいと思います。お楽しみに!
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