足底腱膜炎について

急な足底の痛み!それって『足底腱膜炎』かも!?

今回は、足裏に起こる痛み『足底腱膜炎』についてお話ししたいと思います。

【足底腱膜炎とは?】

足底腱膜炎とは、『足底腱膜への繰り返しの負荷により、局所的な炎症や変性をきたした状態。』と定義されます。平たく言うと、使い過ぎによる足裏の痛みですね。足底筋膜は踵から起こり、各指の付け根に付着しています。強靭な組織で、主に足底のアーチの保持に寄与しています。

【足底腱膜炎の原因は?】

外的因子として、過負荷or急激な運動、長時間の立ち仕事や歩行などが多いです。

内的因子としては、年齢、肥満、扁平足、ふくらはぎの筋肉の拘縮による足首の可動域制限などが上げられます。

【足底腱膜炎の症状】

まず、起床時や歩き出しの痛みから始まることが多いです。一歩目は痛いけど、歩いていくうちに痛みが改善することが多く、整形外科や整骨院の受診までに期間が空き、悪化してしまうケースもあります。

徐々に症状が悪化し、痛む頻度と痛みの大きさが増してきます。足底には圧痛(押した時の痛み)や硬結を認め、荷重時に激痛が走ることもあります。ふくらはぎの筋肉は緊張し、足関節の背屈動作(足首を体に引き付ける方に曲げる動作)に制限が見られることもあります。

【足底腱膜炎にも種類がある】

足底腱膜炎には、痛みの出る場所によって3種類に分けられます。

・踵足底腱膜が踵の骨にくっついている場所で炎症が起こる『付着部型』と

・上記よりやや指先側の土踏まず付近に炎症が起こる『非付着部型』と

・上記2つどちらにも炎症が起こる『混合型』です。

付着部型は一般に高齢者などに多く見られ、非付着部型は運動量が多い方やスポーツ選手に多く見られます。

実際、北船岡整骨院に来院される足底腱膜炎の方は、長時間の立ち仕事や硬い安全靴を履いての業務が多い方や、部活動や趣味での長距離のランニングをしている方など、さまざまな理由で受傷しご来院されます。上記の理由で患部を安静に保てず、痛みが長期化している状態で受診される方もいらっしゃいます。受診までの期間が空くと、

・損傷と治癒が組織で繰り返されることによる、痛みを伴う組織の形成。

・異常な血管、神経が負傷部位に形成されることにより、痛みに過敏になり、その痛みが症状の治癒過程を妨げることによる治療期間の長期化。

という、デメリットが生じます。

痛みを庇う姿勢や動作をすることで、別部位(膝や股関節腰など)の不調や怪我に繋がる恐れもあるので、痛みを自覚したら早めの治療が望ましいです。

足底の痛みでお悩みの方は、北船岡整骨院にお気軽にご相談ください!

次回の更新では、足底腱膜炎の具体的な施術やご自宅で出来るストレッチなどをUP予定です!よろしければまたご覧ください!

【著者 秋保 秀太】

【北船岡整骨院 イオン船岡店】

宮城県柴田郡柴田町西船迫2-1-15イオン船岡店2F

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